レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

似而非カラーシリーズ6 紙芝居屋さん

写真のものは昭和30年代の淡路島は洲本市のものです

いがぐり坊主の男の子やクレラップの広告の子供そっくりなおかっぱの女の子が鈴なりに集まっているところで街頭テレビすら普及していなかったもののない時代を想起させます。

私のときもありました。紙芝居。確か新宿でみました。海老せんべい梅ジャムで動物の絵を描いて売ってましたな。1枚10円か20円で。紙芝居屋さんが公園にやってきたのを見つけると大急ぎで家に帰って母にねだりました。「紙芝居見たい! お金頂戴!」
でも母は無慈悲に言います。
「公園で見るわけ?あんな埃っぽくて汚いところで飲み食いしちゃ駄目。戸棚にお菓子入ってるでしょ!それ食べて勉強しなさい!」
駄菓子屋で駄菓子を買って家で食べるのはギリギリOKだったんですけどね。以降、紙芝居屋さんが来るとジャングルジムに登って遠巻きにしてみてました。
もし紙芝居の海老せんべいがOKだったらどうしていたか
梅ジャムで何の絵を描く?」って聞いてきたおっさんに「クルマ描いてよ!」か「電車描いてよ!」って絶対言ってました。

あのおっさん、ギブアップして「おじさん、動物しか描けないんだ」って申し訳無さそうに言うか、「アイヨ!」ってんでクラシックカーを即興で描いちゃったか…。

今も気になります。 

元の写真はこちら→  

https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/jyouhou/syasinkanseikatsu8.html