レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

散策して楽しむ昭和 青梅その2

青梅赤塚不二夫会館

 

外科医院だった建物を改装し、2003年にオープンした赤塚不二夫の記念館。

外観はぱっと見出桁作りの商家風でした。

天才バカボン」、「モーレツア太郎」、「ひみつのアッコちゃん」、「おそ松くん」など赤塚不二夫の主要作品の生原稿や修業時代に住んだ木造賃貸アパート「トキワ荘」の模型、マンガを執筆した部屋を再現したもの、各種キャラクターグッズなどが1階と2階にまたがって展示されています。

売店には文庫版の赤塚不二夫マンガがずらり。

恐らく大手書店より在庫が多いものと思われます。

赤塚不二夫のマンガはまさにザ・昭和という感じです。

天才バカボン」の1シーンでおなかをすかせたピストルお巡りがウナギイヌを捕まえて食べようと追いかけまわす。

ウナギイヌバカボンのパパのところに逃げ込む。

助けようとするバカボンのパパは一計を案じて、しゃべる猫のニャロメを捕まえて下半身を大きなコイに咥えさせ、川に投げ込んでピストルお巡りを呼び付け、「世にも珍しい人魚ならぬニャンギョだ。あれを捕まえな!」と川に飛び込ませる。

……そんなシュールな作品が生原稿で展示されていました。

他にはタモリとの交流を描いた写真など。

マンガ好きなら見飽きない昭和文化の殿堂ですね。

エントランスには板塀を模したパネルに「モーレツア太郎」のポスターが飾られています。

中へ進んでいくと、トキワ荘の模型がありました。

入居している各漫画家の部屋の場所も紹介してあります。

目立つ展示コーナーは写真左の赤塚不二夫の執筆部屋を再現したものです。

バカボンのパパの人形が赤塚不二夫の代わりに卓袱台の前に座っています。

右は各種グッズです。赤いスーツは赤塚不二夫還暦祝いのものです。

青梅赤塚不二夫会館

住  所: 東京都青梅市住江町66

開館時間: 10時00分~17時00分

休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)及び年末年始

入場料 : 単独入場券      大人450円 子供250円

      3館めぐり入場券 大人800円 子供450円

 

 昭和レトロ商品博物館

 

 古い家具屋さんの建物を改装して作ったミニミニ博物館です。

昔の駄菓子、化粧品、文房具、薬、雑貨などの商品パッケージを展示しています。

入場券売り場が一見駄菓子屋風ですが、店頭の駄菓子は展示用で残念ながら買うことはできません。

2階は雪女の博物館です。

小泉八雲の「怪談」に出てくる雪女は東北か新潟あたりの話かと思いきや、舞台はなんとこの青梅! 

小泉八雲に雪女の話を教えた人の足跡をたどったところ判明しました。

2階の座敷にそのいきさつと雪女の紙人形を使ったあらすじ、各種資料、絵などが展示されています。

なにやらお化け屋敷のよううで、どちらかといえば夏向けのネタですね。

展示品はこんな感じです。

 左は各種昭和グッズです。時計や真空管ラジオ、黒電話に交じって、ナショナル(今のパナソニック)のキャラクターが見えます。

右は駄菓子の数々。

これが全部買えたらうれしいんですけどね。

お次は薬屋さんのアイテムと文房具です。

左の薬屋さんコーナー、ホーロー看板が目立ってますね。

家庭用吸入器なんてぇのもあります。

右の文房具ですが、鉛筆削りや筆入れに交じって磁石や昆虫採集セット、彫刻刀などが目につきました。

 大型の展示物だったのが映画看板。

ここ青梅は映画看板の町として知られてますからね。

 

お二階に上がると雪女コーナーです。

おどろおどろしくって、小型お化け屋敷ですよ。

これじゃ。

昭和レトロ商品博物館

住  所: 東京都青梅市住江町65

開館時間: 10時00分~17時00分

休館日 : 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)及び年末年始

入場料 : 単独入場券      大人350円 子供200円

 

今回は青梅のミニ博物館3つのうち二つを紹介しました。

次回は最後の一つ「昭和幻灯館」をご紹介します。