14小節目はザ・ランチャーズです。
1967年に代表曲となる「真冬の帰り道」でデビュー。
その後ほぼ加山雄三のバックバンドとして機能し、1971年に解散しました。
メンバーはボーカルの喜多嶋修、ギターの大矢茂、ベースの渡辺有三、ドラムスの河手政次で構成されていますが、慶応大学の学生で構成されているだけでなく、それどころかボーカルの喜多嶋修は加山雄三のいとこです。
このバンドのルーツは実は東宝が若大将シリーズの映画撮影のために1962年に俳優を寄せ集めて作ったものでした。
当初の面子は加山雄三、二瓶正也、津田彰、佐竹弘行、三木敏彦、速水洸の6人でしたが、俳優業が忙しくて2年で解散。
次に加山雄三がいとこの喜多嶋瑛、喜多嶋修の兄弟と、大矢茂を呼んで第2次ランチャーズを結成、喜多嶋瑛と加山雄三本人が抜けて、大矢茂と渡辺有三が入って第3次ランチャーズとなってメジャーデビューを果たしたのでした。
因みに「ランチャーズ」の意味は「進水する」という意味だとか。加山雄三の愛船「光進丸」にあやかったのかな…。
今回のジャケット曲はヒット曲「真冬の帰り道」です。
ちょうど今の季節にぴったりですね。