江戸東京たてもの園の入口を入って右奥のエリアは東ゾーン。
ここには看板建築や出桁造りの古い商家が復元されています。
大和屋本店
1928(昭和3)年に港区の芝白金台に建てられた出桁造り木造3階建ての乾物屋さんです。
復元にあたっては店舗に鰹節、昆布、するめ、海苔、豆、卵のサンプルを並べ、戦前の乾物屋を再現しています。
花市生花店
1927(昭和2)年に千代田区神田淡路町にあった花屋さんで、銅板張りのファサードを持つ見事な看板建築です。
二階の窓の下の銅板には花屋さんらしく見事な花のレリーフが彫り込んであります。
村上精華堂
木造3階建てなのにイオニア式のオーダーがファサードに付いて、ちょっと田舎の信用金庫風のデザインです。
内部には化粧品製造作業場が再現されています。
当時この店では香水、コールドクリーム、ポマード、香油などを作って販売していました。
瓶や材料は神田から仕入れていたそうです。