レトロ万華鏡

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似而非カラーシリーズ 白黒時代の日本のドラマ4

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似而非カラーシリーズ、今回は忍者部隊月光です。

1964年から1966年まで2年間130話をフジテレビで放送していたのですが、見ていたっけなぁ……。

覚えてないです。

原作は吉田竜夫作の少年キング連載漫画『少年忍者部隊月光』です。

原作漫画の設定では第二次世界大戦中に忍者の末裔の少年たちで構成された陸軍の特殊部隊ってことになってましたが、子役タレントばかりだと撮影時間に制限があるからでしょうね。

設定を現代のということにしてメンバーもほぼ大人で構成されました。

原作者の吉田竜夫はあのタツノコプロの初代社長です。

タツノコプロのアニメで作られてもおかしくなかったのですが、タツノコプロ第1作のアニメ「宇宙エース」で手を取られてアニメにならなかったようですね。

タツノコプロの現代の忍者といえば、後年大ヒットする「科学忍者隊ガッチャマン」ですが、タツノコプロは特に意識はしていないと発表していますが、間接的にはガッチャマンに影響を及ぼしていたかもしれません。

モチーフが一緒ですからね。

このドラマ、ネットをかけたヘルメットに革ジャン、背中に忍者刀というコスチュームもさることながら、使っている俳優さんがかなりユニークです。

主役の月光こと月田光一役は緊急指令10・4・10・10の水木襄。

名月こと山名月之助はライダーマンの山口暁。

1~2話だけのゲストキャラの月明は古代守とキャプテンフューチャーの声優として有名な広川太一郎

忍者部隊の上部機関の「あけぼの機関」の機関長にウルトラセブンのキリヤマ隊長こと中山昭二です。

このドラマのせいで当時子供たちの間で手裏剣がはやりました。

どうりで折り紙や空き缶で手裏剣を作る人が多かったわけです。