レトロ万華鏡

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似而非カラーシリーズ 白黒時代の日本のドラマ8

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今回の似而非カラーシリーズは丸出だめ夫をお送りします。

1966年から1967年に かけて全52話、東映制作で、1年間日本テレビで放映された白黒ドラマです。

悪魔くんとほぼ同時期に放送されていて、私は幼稚園に上がる前だったので、内容は覚えてませんが、見てはいました。

父が一緒に見ていてハマっていたので、私が間抜けなことを言うとすかさず「丸出ダメ夫!」と突っ込まれたものでした。

間抜けな小学4年生の丸出ダメ夫君と父親の科学者丸出はげ照、はげ照が粗大ごみから作ったロボットのボロットが繰り広げるドタバタコメディーです。

ダメ夫君役はコルゲンコーワの「おめぇ、へそねえじゃねぇか!」のCMで有名な穂積ペペです。

お父さんは女優の十朱幸代のお父さんで脇役俳優として知られていた十朱久雄です。

ボロットというネーミングはボロから作ったロボットだから。

ガソリンで動く家事ロボットで、のちのロボコンみたいですが、ロボコンほどドジではなかったようです。

お母さんは亡くなっているようでドラマには登場しません。

原作は森田拳次作の少年マガジンギャグマンガでした。

1991年にアニメ化されていますが、こちらはお母さんの幽霊が登場します。

東映には第1話のフィルムだけが残っていて、第2話以降は紛失してしまっているのでCS放送でたまに1話だけ放送されるようです。

再放送は主にアニメ版のほうが使われるようです。

なお、穂積ペペの述懐によるとゲストとして若き日の樹木希林トニー谷由利徹コント55号などかなり有名どころの喜劇タレントが起用されていたとか。