今回は似而非カラーシリーズ白黒ドラマ編はこれで最後です。
今回はNHKの朝の連ドラで最初にヒットした作品「おはなはん」です。
1966年から1967年にかけて放映された白黒ドラマで明治後半から昭和までの愛媛県大洲市や東京が舞台です。
無理やりお見合いで軍人と結婚させられて、子供を授かったものの夫は演習中に急死、女手一つで子供を育てるというのが主なストーリー。
明治や大正や昭和戦前に女性が苦労をする話というのはのちの連ドラパターン通りです。
朝の連ドラは正しくは「連続テレビ小説」で元々はラジオで小説を朗読していたのをラジオドラマに変更し、それがテレビドラマになった第一作は1961年放映の「娘と私」でした。
第2作はあしたの風(1962年)、第3作はあかつき(1963年)、第4作はうずしお(1964年)、第5作はたまゆら(1965年)でおはなはんは第6作目でした。
この作品の最高視聴率が56.4%で放送時間中は水道使用量が激減したという逸話のある大ヒット作です。
主演は樫山文江。
劇団民芸の女優でしたが、この作品で一気にスターになりました。
その後樫山文江は男はつらいよ葛飾立志編(1975年)でしっかりマドンナをやっています。
おはなはんは明治ものだそうですが、スチール写真はなんだかハイカラさんが通るみたいですね。
タイトルはよく覚えてます。幼稚園入園の前年の連ドラですが、内容はさっぱり覚えてません。
母がむしろ好きだったと思います。
この時代、朝子供が見るものといえばおはようこどもショーでした。
キューピーちゃんこと石川進とビンちゃんこと楠トシエが交代で司会。
愛川欽也が中の人声をやったろばくんもいました。
幼稚園入園前の私はお茶漬け食べながら、おはようこどもショーを見て、終わると母がチャンネルを変えておはなはんを見ていたと思います。
当時、永谷園のお茶漬け海苔のぶぶあられが香ばしくて大好きでマイブームでした。
具材は父か母が塩鮭のきれっぱしと時雨ハマグリをちょっとずつ入れてくれて。
当時このお茶漬けがマイブームでした。
チョコレートスプレッドをたっぷりと塗ったトーストにはまったのは小学校に入ってからで、幼稚園卒園までよくお茶漬けは食べました。
これは2歳になるかならないかの頃の私のカラー写真ですが、幼稚園入園前もこんな光景でしたね。
おはなはんは大人向けの作品なんでがきんちょはこどもショーが終わるとおもちゃに目移りをしたのでした。
ジャンジャン。