やったぁ!
ついにリクエストが来ましたよ!
SNS経由で。
嬉しいから早速やりますね。
1957年封切。
小津監督最後の白黒映画です。
実は私、観てないんです。
早速調べてみました。
親父の笠智衆演じる周吉は、男やもめの銀行員。
どっかどーんと構えているようなとこはあるけど、実の父かどうか、あ、や、し、い!
姉貴の原節子演じる孝子は娘を連れて出戻り。
自分のことを尋ねて回っている。
あ、や、し、い。
ホントはお母さんじゃ?
でも否定されました。
普段の生活はかなり荒れてる。
不良と付き合って、妊娠。
中絶手術の後、ホントはお母さんなんでしょ?と問い詰める。
実は喜久子は昔、周吉の部下と逃避行していた。
映画評論で暗い作品って評価されてました。
小津映画の白黒作品は墨絵のような淡い作品って印象を持っていましたが、コレはかなりドロドロしてますね。
父と娘の絆、母と子の絆を描いた名作ですが、このシチュエーション、のちに色々使われてますね。
父と娘は山口百恵の赤い運命ですね。
そっちは伊勢湾台風で赤ちゃん入れ違いが起きた設定でした。
母と子なら男はつらいよの寅さんとミヤコ蝶々の芸者上がりのやり手ババア。
寅さんを思いっきり突き放しますよね。
親子の絆って難しいですよ。
血が繋がって仲良しになるとは限りません。
父が生きている頃は煙たがって遠ざけてました。
海原雄山と磯野波平と星一徹を一人におまとめした怖いオヤジだったんで。
死んでから、父の心境が分かるようになりました。
親父が怖かったから、ああならんようにしようと頑張りました。
でもうまくいかないもんです。
息子は私を気分屋だと敬遠します。
理屈っぽいから。
私の逆張りしたら、じいさん似ですよ。
計算大好き。
力あるし。
親子って難しいですね。
距離の取り方が。
レトロ万華鏡ではリクエスト歓迎します。
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