チュァァラララ〜、
チュァァラララ〜、
チュァァララララララ、
チュァァラララ〜♪
ボァァァン!
…ちら…は北京…送です。
なぁんて雑音だらけの北京放送の日本語放送の真似をいきなりやる!
今回はタモリのオールナイトニッポンを紹介しましょう。
放送時期は1976年から1983年。
冒頭の北京放送の真似、私も真似してました。
両手でカップを作って、口に当てるのです。
片手は緩い拳骨で、もう片方は四指と掌でLを作る。
二つ合わせてカップに。
四指をパカパカ開け閉めしながら喋ると、電波の遠い中波放送が再現出来るってわけですよ。
タモリは偽物の中国語や韓国語が上手くて、ホントに出来る感じでした。
韓国語は何でも演説口調にして、アタマにヨギメン、最後にゴスミダをつければ、それっぽいですって。
んな、アホな!ってツッコミを入れられるようになったのは韓国語を習ってから。
ヨギメンはヨギヌン(여기는)が正しくて、意味は「こちらは」、ゴスミダは〜コ イッスムニダ(고 있습니다)がホントで、意味は〜ています。
どうせ韓国語やるんなら、本物を覚えてくれ!
今なら言えるけど、中学生のときはスゲエ、スゲエ!って喜んでましたね。
コーナーとかエピソードで盛り上がったヤツを振り返ってみますか。
NHKつぎはぎニュース
NHKのラジオニュースのいつ、どこで、誰が、何を、どうした(5W1H)をめちゃくちゃにつなぎかえて、デタラメなニュースを作るんです。
結構人気があって、リスナーからの投書も多かったけど、NHKからクレームが入って、消えました。
今でも覚えているニュースがあるので紹介しましょう。
「こんばんは、こんばんは、えー、こんばんは。7時のNHKニュースです。
まず、スポーツです。
ユーゴスラビアの国営タンユー通信が22日発表したところによりますと、牝馬の横綱「輪島」が後ろからいきなり棒のようなモノで頭を殴られ、気を失っている間に、大潮が14回目の優勝を飾りました。
ホント、めちゃくちゃでしょ?コレ。
ニュース口調で読み上げるとおかしさは更に倍増します。
韓国のCM
投書だったか、タモリの持ち込んだネタかは失念しました。
とにかく「クサマ○コ」と連呼していました。
日本語の語感でとんでもないことになるアイテムがなんなのか気になりませんか?
なりますよね!
韓国に留学したとき、ずっと気になっていたんで、ネイティブの友人に聞きましたよ。
「クサマ○コって何なの?」
友人の答えは意外なものでした。
「コンビニに売ってるよ!今から買いに行こうか」
出てきたもの。
アイスモナカでした。
菊最中の皮に包まれたバニラアイス。
ピングレ製菓製。
その後まもなくモデルチェンジがありました。
菊最中の皮から鯛焼きの皮に変わり、バニラアイスの中心にこしあんが入るようになりました。
商品名も変更。
プンオサマ○コ
韓国で鯛焼き型アイスを見る度にタモリのオールナイトニッポンを思い出して、笑い転げてます。
ジョンくんとマロンちゃん
男女の局部をジョンくんとマロンちゃんにいい変えてエロ話をするとなんか可愛らしくなるって話です。
例えば
「ジョンくんは熱くなってマロンちゃんに飛び込んだ!」みたいな感じ。
コレにBGMまでつけるんですよ。
ただ、今見ると、犬が交尾している感じにしか聞こえないですね。
アホらしい!
これは扇ひろ子の「新宿ゴールデン街」って語りのシングルレコード(45回転)の回転数を落としてLPレコードの回転数(33回転)にするんです。
すると新宿二丁目のオネエの方の愚痴になるんですよ。
出だしはこんなの。
「男?
いたわよ。
つまんない男が。
でも別れちゃった、みつきも前にさァ」
あとはみんなでツッコミを入れて遊ぶんです。
(写真は青年の主張のイメージです)
青年の主張
NHKのスピーチコンテスト「青年の主張」は登壇者が必ず挫折して、涙を拭って再出発する話ばかりなのにタモリは目をつけました。
そこで猥談でもコントでもこの形式でやれば、偽善的でおもろしいって投稿を募りました。
しつこくてエロい薬剤師が若い女性に避妊具をしつこく押し売りするコントがあります。
それを「御使いになりますか? あ〜は〜?」という決め台詞はそのままに。
八百屋など業種を変えて遊ぶわけです。
コレも結構投書が多かったですね。
昔昔のタモリのラジオを思い出してみましたが、だいたいこんな感じでした。
早大ジャズ研出身なだけにタモリの芸風は文字で見るとイマイチなんですが、聴くと笑えます。
もし、音源を聴くチャンスがあれば、是非聴いてみてください。
お勧めはLP「タモリⅢ」。
昭和歌謡史ですが、紹介される曲、紹介される曲、全部怪しい替え歌です。