(スーパースリー)
「コイルはでぶっちょ ボヨヨのヨン!
フリーは気取って スイスイスイ!
マイトの出番だ パラッパラッパラッ!」
普段はロックミュージシャン。
悪者が現れると変身して戦う諜報部員。
スーパースリーです。
1966年にアメリカで制作され、日本では1970年代にテレ東(当時は東京12チャンネル)のマンガの国や日テレのおはようこどもショーなどで何度も放映されました。
メンバーは三人。
(ボヨヨンのコイル変身前。ベーシストらしい)
(ボヨヨンのコイル変身後。手脚がバネだ)
ボヨヨンのコイルは変身すると手脚がバネで出来たバネ人間になります。
手脚のバネを活かしたハイジャンプやドリル攻撃を得意としてます。
ギターのヘッドに通信機が仕込まれていて、チーフからの指令を受信します。
「悪者が街で暴れてる。直ちに現場に急行せよ!」ってわけですな。
しかし、ライブ中に指令が来たことってあったっけ?
(スイスイのフリー変身前。一応ギター)
(スイスイのフリー変身後。水中眼鏡がポイント)
スイスイのフリーはこのチームのリーダー。
変身すると自由に液化します。
雨雲に変身したり、水道管の中を移動できたりします。
オネエ言葉で喋りますが、元の英語放送ではイギリス英語でした。
(バラバラのマイト変身前。一応ギター)
(バラバラのマイト変身後。分身の術を駆使する)
バラバラのマイトは普段は長髪で目と眉毛が隠れたロッカーですが、変身すると自分の分身を無限に出します。
自分の分身を大量に出して梯子や橋にしたり、敵の前で自分の分身の集団を作って撹乱させたりします。
やっている声優さんもちょっと変わってますね。
コイルは浅草芸人の関敬六さん。
フリーはおはようこどもショーの司会やオバQ第一シリーズの主題歌で有名だったキューピーちゃんこと石川進さん。
マイトはいなかっぺ大将のニャンコ先生やおはようこどもショーのロバ君で知られる愛川欽也さん。
愛川欽也さんはかつては有名アニメ声優でした。
でもそれが凄く嫌だったみたい。
ロバ君やニャンコ先生の話題になると顔をしかめて「キミ、そんなこと言うもんじゃない!」って言ってましたからね。
俳優として売れてないからこんな情けない仕事をしてるんだとでも思っていたんでしょうね。
アド街やトラック野郎の話はノリノリだったのにね。
キンキンはそこが残念な人でしたね。
日本版テーマソングもこの三人で歌っています。
掛け声もラリホー!。
このアニメも10分足らずの短いもので、フランケンロボって短編と抱き合わせで放映。
両者のつなぎに鈴木ヤスシさんのナレーションが付きました。
(スーパースリーの乗り物は空飛ぶクルマ。テールフィンがあるところが1950年代後半のアメ車っぽい。
背後には抱き合わせアニメのフランケンロボのキャラクターがいる)
ところで、アメリカ版ではこの三人を諜報部員とは一言も言ってません。
何で諜報部員?
アメリカ版のタイトル見て、一発で分かりましたよ!
インポッシブルズ(The Impossibles)です。
ミッションインポッシブルからの連想ですね!
安易でございますこと。