この間までは懐かしのアメリカアニメを紹介していましたが、今回からカラー時代のドラマを紹介します。
「エエィ、控えおろう!頭が高い!
この方をどなたと心得る!」
って印籠出したら、ズバリ、「水戸黄門」ですね。
モノホンの水戸光圀公は大柄で殿様顔の男。
うちの母は東野英治郎より西村晃のほうが雰囲気があるだろうなんて言ってました。
特技はウドン作りと中国語って方でテレビとはだいぶ雰囲気が違っていたそうです。
しかも、諸國漫遊したのは家臣だけで黄門様は実は日光と鎌倉しか行ったことがないとか。
毎回決まったストーリーはお馴染みですね。
自称越後の縮緬問屋の隠居光右衛門がお供三人従えて旅をする。
その正体は水戸光圀とお付きの侍である佐々木助三郎、渥美格之進、密偵風車の弥七の子分のうっかり八兵衛。
この四人のお供をしたり、先に行ったり、後から付いてきたりするのが、八兵衛の親分で光圀の密偵の弥七とかげろう-お銀。
この一行は行く先々で必ず事件に巻き込まれる。
被害者の話を光圀が聞きだすと密偵の弥七とお銀が証拠集めに悪者の屋敷に忍び込む。
その間、助さん、格さん、八兵衛が街で証拠集めをする。
証拠が集まると、悪者の屋敷にみんなで乗り込む。
悪徳商人の屋敷だと「曲者だ!出会え出会え!」でヤクザっぽいのがワンサカ出てくる。
悪代官の屋敷だと家来の侍。
助さんと格さんが全員倒す。
>光圀が集めた証拠を悪人に突き付けて罰する。
毎回パターンは同じです。
みんなよく飽きなかったよなぁ。
利権を貪る悪徳商人と悪代官を毎回罰する快感に酔いしれていたんでしょうね。
1969年8月4日から2011年12月19日まで地上波で43部放送されました。
スポンサーはパナソニック(当初はナショナルでした)。
歴代黄門は東野英治郎、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗ですが、昭和の黄門は西村晃までです。
助さんも杉良太郎から始まって、里見浩太朗、あおい輝彦、岸本裕二、原田龍二、東幹久。
格さんも横内正、大和田伸也、伊吹吾郎、山田純大、相田雅吏、的場浩司と6代目までいました。
入浴シーンでお色気を出していたのが由美かおる。
昭和の黄門はほとんど東野英治郎でしたね。
鶴光がオールナイトニッポンで真似してましたよ。
「助さんも聞きなさい。格さんも聞きなさい。それからこの放送を聴いているみんなもよーく聞きなさい。
内緒の話じゃが、実はワシは犬なのじゃ。
カッカッカッ!」
一緒にやってたら出来るようになりましたよ。
喉にタンを溜めて、喉から声を出す感じですね。
あと、「助さん!格さん!懲らしめてあげなさい!」って台詞。
ドロンジョ様の声真似で
「助さん!格さん!や〜っておしまいっ!」
って言ってたら、母に「黄門様はそんなこと言わないわよ!」ってマジに言われました。
そこは「ドロンジョか!」ってツッコむとこなのにねぇ!