レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

思い出のドラマ時代劇編6 同心捕物帳1 同心部屋御用帳 江戸の旋風

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母が好きだったんですよね。

いつも母の肩を揉みながら見てました。

懐かしの時代劇、今回から二回、八丁堀同心の話です。

一回目は江戸の旋風。

放映期間は1975年から1980年まで第一シリーズから第5シリーズの新・江戸の旋風まで断続的にやってました。

東宝制作ですが、実際に撮影をしていたのはなんと円谷プロ

原作は事件記事や鉄道公安官シリーズで有名な新聞記者上がりの作家島田一男です。

そのせいか展開がスピーディーでした。

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主役は千秋城之介役の加山雄三

悠々散歩と若大将で有名なあの方です。

収録当時、経営していたホテルが潰れて借金で大変だったとか。

ベビーシッターを呼べず、撮影所に子供たちを連れて行ったら、斬り合いシーンで「パパ危ない!」って声をかけられて、NGになっちゃったって。

殺陣は割と地味でしたねぇ。

十手を振り回して、「南町奉行所同心、千秋城之介だ!神妙にばくにつけ!朱房の十手が目に入らないか!」なんて見栄はきらないし。

盗賊の中からいつものおじさん(福本清三)が飛び出して、十手で頭を叩かれて痛そうに海老ぞるとかなかったし。

そこが東映じゃなく円谷プロらしいです。

でも怪奇大作戦や緊急指令10-4-10-10やウルトラQ顔負けの夏休み怪奇特集もなかったですね。

どちらかというと太陽にほえろにちょんまげをつけた感じでした。

アクションと地道な捜査の同心群像劇。

実際に太陽にほえろを意識した演出をしたそうです。

加山雄三以外の同心は次のとおり。

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鬼同心の高瀬儀右衛門(近藤洋介)。

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第一シリーズ26話までは若大将繋がりで青大将の田中邦衛が由良三九郎がムードメーカー。

26話で田中邦衛が隠密廻りに回されて代わりに来たのが秋野太作の千葉左内。

太陽にほえろのボスの立ち位置に来るのが、九話まで早見茂太夫千秋実

病気で降板して、後任は根津新兵衛役池部良

第二シリーズからはみんなからおやっさんと慕われる林田孫兵衛(小林桂樹)に交代します。

太陽にほえろ繋がりの同心もいました。

第一シリーズではトシさんだった地井武男

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第二シリーズ以降は山さんだった露口茂

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第五シリーズでスコッチの沖雅也

ヒーロー系の人もいました。

第二シリーズで見習い同心頼母木肇としてやって来たのが怪傑ライオン丸潮哲也

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第五シリーズで剣も十手も使わずに正拳突きで戦った藤堂拳役倉田保昭

なんたって闘えドラゴンですから。

母は山さん露口茂のファンでしたから、加山雄三そっちのけで、いい男よねー!って山さんばっか目で追ってるの。

私は潮哲也に「ライオンになっちゃえ!」とか倉田保昭に「ヌンチャク出せ!」なんて言っては、母に変なこと言わないの!って怒られてました。

江戸の旋風、母との思い出の時代劇でした。