レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

古いカラー絵葉書から8 青函連絡船摩周丸

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メルカリで入手した青函連絡船絵葉書の4枚目。

摩周丸です。

津軽丸型では5番目に建造された船で、1965年6月30日に就航しました。

実は大学生のとき、鉄道ジャーナルの真似をして特急日本縦断をやったとき、行きに乗った船がこれでした。

特急みちのく→青函連絡船深夜便→特急北海で小樽の手宮鉄道記念館に向かいました。

みちのくの車内か降りてすぐだったか。

指定席申込書みたいな妙な紙を渡されて、それが乗船名簿。

普通船室、グリーン船室、寝台と三種類ありました。

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(乗船名簿。これは普通船室用)

私は桟敷だと財布とカメラを盗まれそうで怖かったので、かなり無理して寝台取りましたよ!

寝台は四人部屋で、二段ベッド二つ。

三時間五十分快適に寝たろうって?

全然!

私はこれまでに中長距離フェリーでは青函連絡船関釜フェリー、東九フェリー、大阪南港ー別府のさんふらわあと4航路乗ってますが、ダントツに波が荒い!

ベッドがフワァっと30cmぐらい持ち上がってドーンと落ちる感じ!

酔い止めは飲んでいたんで船酔いはしませんでしたが、まるで戸板返し!

畳一畳程のベッドの四隅を両手両足で抑え込んで振り落とされないようにキバってました。

函館に着いてもまだ揺れる感じがしましたよ。

特急北海に乗るまでの通路とホームはずっと波打ってる感じがしました。

深夜便は食堂も喫茶室も閉まってましたが、やっていても、とても食べられませんよ。

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イカ尽くし定食)

因みに日中やっている食堂の看板メニューは海峡ラーメンとイカ尽くし定食です。

青函トンネルは1961年に着工して延々27年かけて1988年という昭和の一番最後に完成しました。

どうしてそこまでして青函トンネルを掘ったかって?

あの青函連絡船の戸板返しを体験したら、身体で分かります。