最近、とある方から戦前の絵葉書を頂きました。
以前から昭和レトロの乗り物や古い街並みが大好きって公言してました。
だからレトロ万華鏡でも昔の乗り物や街並みをメインに取り上げてきました。
しかし、頂いた絵葉書の中には美人画のようなこれまでとは雰囲気の違うレトロが含まれていました。
絵葉書への感謝の意味を込めてそれらをご紹介いたします。
まずは1924年10月17日公開の松竹サイレント映画 『関の五本松』です。
監督・脚本は牛原虚彦。
原作は落合浪雄。
主演は梅村蓉子。
なんと、大正時代の無声映画。
活動写真です。
白黒なだけでなく、弁士という講談師のような喋り方をする人がスクリーンの横で解説します。
「華の巴里か、倫敦か!」……なんてね。
本物を観たことなんか勿論ありゃしません。
私が生まれたときは既にカラーのトーキーでしたから。
古すぎて、主演と監督、脚本家がわかっただけで、ストーリーは判明しませんでした。
例えフィルムが出てきても無声映画ですからね。
弁士によっては話が微妙にずれることもあったでしょう。
ハッキリしているのは活動写真にもグッズがあったってことですね。
絵葉書は白黒ですが、似而非カラーシステムで着色しました。
上手く天然色のポスターに見えたらお慰み〜!