思い出のアニメ ジャパニメーション編14 松本零士作品3 宇宙海賊キャプテンハーロック
「俺は俺の旗の下に生きる」
シブい台詞を吐くニヒルな二枚目。
顔に花の応援団の青田赤道みたいな傷があるが、あんなにアホでもバイオレンスでもない。
寧ろ知的。
しょっちゅう、蒼白い女ゾンビと戦う。
女ゾンビは宇宙銃でやられるとフィィィン!といいながら、蒼白い炎を上げて燃える。
養護施設みたいなとこにマユって幼女がいて、しょっちゅう会いに行く。
マユはいつもオカリナでキカイダーのジローが弾いていたギターの曲と似たメロディの曲を吹いている。
ハーロックって言うとそういうイメージでしたね。
(井上真樹夫さん。三大作品は十三代目石川五右衛門、ハーロック、ミクロイドSのヤンマ、ですかね)
先だって亡くなられた井上真樹夫さんの代表作です。五右衛門は脇役ですが、これは堂々たる主役。
昔のことなんでだいぶ忘れてますね。
ハーロックの放映。
1978年3月14日から1979年2月13日まで。
(マゾーン)
燃える女ゾンビの正体はマゾーンという宇宙人。
ちょうどウメ星デンカのように自分たちの星を失っている。
ウメ星デンカは地球に居候する。
(マゾーンの支配者・女王ラフレシア)
マゾーンは女王ラフレシアが見つけた星「地球」の原住民(=地球人)を皆殺しにして、いつくつもり。
その陰謀に気がついた台場博士が警告を発するが、黙殺されたまま殺されてしまう。
マゾーンに侵略されても、自分の利権や保身しか考えない愚かな地球連邦政府に見切りをつけて自分の船でマゾーンと戦う。
父を失った台場博士の息子・正も参加。
愚かな政府ってどっかで聞いたようなシチュエーションですね。
(アルカディア号)
ハーロックの持っている海賊船アルカディア号はかつて相棒の天才エンジニア・大山トチローが作ってくれたもの。
大山トチローは宇宙病で死に、意識と記憶は全てアルカディア号のメインコンピューターに移されている。
(マユ)
養護施設のマユちゃんは大山トチローとクイーンエメラルダス(アニメでは版権の問題でエメラーダ)との間に産まれた子。
コラ、エメラルダス!
育児放棄すな!
って吠えたくなるところですが、マユちゃんはアニメ監督りんたろう作のキャラ。
原作にはいないようです。
(ソウルのパレードに登場した李舜臣将軍)
アニメのハーロックは文禄慶長の役で韓国水軍の司令官だった李舜臣(イ・スンシン)将軍を彷彿とさせます。
ときの政府が腐っている中、孤軍奮闘するわけですから。
だからですかねぇ?