思い出のアニメ ジャパニメーション編15 タツノコプロ作品1 ハクション大魔王
(ハクション大魔王。左上はかんちゃん。左下はあくびちゃん。右下はハクション大魔王の天敵のブル公。ブルドッグですが、ケンケンみたいな意地悪なヤツ)
「よ〜ばれて、飛び出て、ジャジャジャジャ〜ン!」
くしゃみをすると壺から勢いよく噴き出す魔法使い。
体型はおデブ。
顔面はしもっぷくれ。
服装はアラジンのジニー風。
ドジで計算が苦手。
妙に人のいい魔法使いが
「ハクション大魔王」
かんちゃんというおバカな男子小学生が部屋の屋根裏で見つけた変な壺。
埃でおもわずくしゃみをしたら、出てきたのがハクション大魔王。
くしゃみをすると、現れて、もう一回くしゃみをするまでに、くしゃみをした人の願いを叶えなくてはならない魔法使い。
ところが、お間抜けだから、大抵話がややこしくなる。
(好物のハンバーグを調理しているはずが、油で揚げてる⁈)
好物はハンバーグ。
いくらでも底無しに食べられます。
企画段階ではコロッケだったとか。
それがアテレコの段階でハンバーグになりました。
その背景としていくつかの説があります。
まずスポンサーがマルシンハンバーグだったから、スポンサーの意向を酌みました説。
(主演の大平透。オラァグズラだどの演技が面白かったので、ハクション大魔王役に。なお、ケロヨンの後番組の日曜大工110番の司会はこの方ではありません。松下紀久雄さんという画家の方。似てますが)
次に主演のハクション大魔王役の大平透さんが「子供の好物ならコロッケではなく、ハンバーグでしょ!」と言って台詞を変えた説。
セル画の色が狐色でなく、チョコレート色だったんで、コロッケに見えずに苦し紛れにハンバーグに変えた説。
真相は不明ですが、初期はハクション大魔王が調理するシーン、「ハンバーグ」を天ぷら油で揚げてます。
しかし、その後鉄板かフライパンで煎り付けるシーンに変わっていました。
かんちゃんが魔法の壺を持っていて、くしゃみをするとハクション大魔王が出てきます。
あくびをすると、ハクションの代わりにあくびちゃんという小さな魔女が現れます。
ハクション大魔王の娘ですが、願いを聞くどころかいたずらばかりして周りを振り回します。
放送期間は1969年10月5日から1970年9月27日まで1年間。
30分アニメで一回二話ずつやります。
前編後編に分かれているときもありました。
(愛川欽也演じるそれからおじさん)
場面転換の時は「それからどうしたッ!」って言う愛川欽也演じるそれからおじさんが出ました。
大阪万博の時期とかぶっていたんで、万博会場にハクション大魔王パビリオンを作っちゃう話もありましたね。
(ハクション大魔王パビリオンはイルミネーションが凄かった)
ちょっと入って見たかったなぁ。
いや、リアルに大阪万博には行ったんですよ。
でもネズミの国の超人気アトラクションみたいに朝から並んで夕方見られるような状況のとこばかりでした。
列の短いとこばかり入ったら、不人気館巡りになっちゃったのでした。