レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

似而非カラーシリーズ2 靴磨きの少女

似而非カラーシリーズ。

1947年に撮影された靴磨きの少女と客のおじさんです。

私は若い頃印刷会社のセールスマンをしてましたが、勝負見積もりを持っていって契約を取ろう!ってときは新橋あたりのガード下にいた靴磨きのおばちゃんに靴を磨いてもらいました。

終戦後間もなく靴磨きをしていた少女がおばあさんになっても続けていたら、多分、私の靴を磨いてくれたおばちゃんぐらいの年配になっていたことでしょう。

ライターになって本のオファーを狙う勝負のときに靴を磨いてもらおうと思ったら、駅前とかにもう靴磨きのおばちゃんっていないんですね
靴磨きはもう日本ではなかなかお目にかかれなくなりましたが、実は意外なところで大活躍してます。

なんとそれは韓国。向こうの銭湯とかチムジルバンに行くと男湯の入口付近でおじさんがやってます。

韓国の靴磨きは独特で、靴墨をたっぷり塗ったあと、ガスバーナーで瞬間的に炙るんですよ。

燃えないような絶妙の間合いで。すると蝋分の多い靴墨が溶けて液体になって全体に回り込む。それを磨くもんだから「エナメルか!」って突っ込みたくなるようなテカテカの仕上がりになります。

多分韓国だから軍靴を磨く技術に由来しているんでしょうね。
元の写真→ http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/17/83/70/src_17837028.jpg?1281578589