今回の洋館紹介でレストランや喫茶店、博物館を含む山手の一般公開された洋館は終わりです。
今回は港の見える丘公園周辺の洋館です。
イギリス館
港の見える丘公園のなかにある旧英国領事館総領事公邸です。
ここもべーリックホール並みにデカいところです。
1937年に竣工した地上二階地下一階建ての鉄筋コンクリートの建物です。
設計は東京の英国大使館と同じ英国政府工務局上海事務所が担当しました。
ここは東アジアの英国公館の営繕を担当しているところです。
1969年に総領事が本国に引き上げる際に競売にかけられ、横浜市が取得しました。
取得後横浜市では港の見える丘公園の付属施設として整備し、1階のホールを60人程度のコンサートや発表会に貸し出しており、2階は寝室や化粧室を往年の姿に復元し公開展示しています。
開館時間は9時半から17時で入場無料。
休館日は第4水曜日と年末年始です。
山手111番館
港の見える丘公園から韓国領事館の方向に進むと途中に建っているスパニッシュ様式の洋館がこちらです。
地上2階地下一階のこじんまりした洋館に見えますが、実は斜面に建っていて、裏のローズガーデンから見ると3階建てに見えるんです。
設計者は、ベーリック・ホールと同じJ.H.モーガン(Jay Hill Morgan)で1926年に米国人両替商ラフィン(J.E.Laffin)の私邸として建てられました。
1階は吹き抜けのホールと食堂、居間、厨房、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチが配置されていました。
ローズガーデンから見ると1階に見えるのが地下室で、ここにはガレージ、使用人部屋でここは鉄筋コンクリート造り。
現在は喫茶室になっています。
喫茶室の看板メニューはオリジナルローズティーと手作りケーキです。
ケーキセットは税込み1100円。
他にパン、サラダ、ドリンク付きのビーフシチューセット(税込み
開館時間はほかの横浜市所有の山手の洋館同様9時半から17時です。
休館日は第2水曜日と年末年始です。
それでは一般公開されている洋館の住所です。
グーグルマップに入力すればピンポイントで行けるでしょう。
ブラフ18番館 横浜市中区山手町16
外交官の家 横浜市中区山手町16
べーリックホール 横浜市中区山手町72
エリスマン邸 横浜市中区元町1-77-4
山手234番館 横浜市中区山手町234-1
山手資料館 横浜市中区山手町247
山手十番館 横浜市中区山手町247
えの木てい 横浜市中区山手町89-6
ブリキのおもちゃ博物館 横浜市中区山手町239
山手68番館 横浜市中区山手町230
イギリス館 横浜市中区山手町115-3
山手111番館 横浜市中区山手町111
山手洋館の地図はこちらです。
全部回ると半日とありますが、実際には一日がかりですね。
食事を安く済ませようとすると横浜中華街のランチを狙うことになりますが、それだと往復に時間がかかり、全部見て回れません。
まぁデートコースなのでデート2回で全部回るか、ハヤシライスやビーフシチューやフランス料理コースをお昼に食べるかですね。