レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

似而非カラーシリーズ 昭和キッズのオアシス デパート屋上遊園地2 豆汽車






前回はデパート屋上遊園地の概略を紹介しましたが、今回からは遊具についてご紹介しましょう。

まずは豆汽車。

 

f:id:T_YAMADA:20190315233024j:plain

盛岡丸三百貨店屋上豆汽車

写真のものは中三デパート盛岡店の豆汽車。

0系新幹線ではなく、ビジネス特急こだま号をチョイスしているところが昭和30年台ですね。

中三デパート盛岡店は2011年に爆発事故を起こし、そのまま閉店になった今はなきデパートです。

中三になったのは1981年で写真の当時は川徳でした。

オリジナル写真はこちら→

http://morioji.blog92.fc2.com/category8-18.html

 

f:id:T_YAMADA:20190316074720j:plain

秋田市・木内百貨店屋上の豆汽車

 

こちらは秋田市の老舗デパート「木内百貨店」の屋上のもの。

こちらもビジネス特急こだま号スタイルです。

秋田はかつてのビジネス特急こだま号車両を使った特急ときはもちろん走っていないし、485系はつばさとかいなほとかありましたが、いずれもボンネットタイプではありませんでした。

なんか違う気がします。

同じ木内百貨店にはモノレールまでありました。

 

f:id:T_YAMADA:20190316075612j:plain

オリジナル写真はこちら→

http://zahyo.sakura.ne.jp/agx/those-days/kinouchi/index.html

さてここからは似而非でないマジカラー写真ですが私も豆汽車には乗りました。

f:id:T_YAMADA:20190316080625j:plain

 最後部に小田急百貨店のマークが付いてます。

私はその一番うしろの客車で後ろ向きに座っている子です。

 

f:id:T_YAMADA:20190316080828j:plain

これも小田急だと思いますが、もしかしたら京王か伊勢丹かもしれません。

弁慶号風ですね。

豆汽車の後にはゲームコーナーが見えます。

今どきは豆汽車は大型スーパーの屋内ゲームコーナーの片隅の3m四方ぐらいのところをくるくる回るムーバーに毛が生えたようなものか、青梅鉄道公園の豆汽車のようなテーマパーク系のところにしかないですね。

ちょっと寂しいです。

似而非カラーシリーズ 昭和キッズのオアシス デパート屋上遊園地1

f:id:T_YAMADA:20190315230609j:plain

松屋浅草店の屋上遊園地


かつてどこのデパートにも屋上には小さな遊園地がありました。

そこは昭和キッズの解放区。

最盛期は1960年代だったでしょう。

誕生は昭和6(1931)年。

松屋浅草店にできた「スポーツランド」でした。

当初は健康器具みたいなのしかなかったようですが、メリーゴーランドや豆汽車、空中ゴンドラ「飛行艇」などが2ヶ月足らずで増設されました。

写真のものは観覧車が妙に華奢な作りなので戦前の姿のようです。

デパート屋上遊園地は1970年代の消防法改正により縮小、廃止が増えていきました。

屋上の半分を空き地にしなくてはいけなくなったためです。

その後少子高齢化で子供が少なくなり、営業的に成り立ちにくくなったようです。

そのへんは小学◎年生や科学と学習のような学習雑誌の廃刊と同様の事情ですね。

運営やメンテナンスを行う会社やエレメカ(アナログ方式のアーケードゲーム)を作るメーカーが減ったことで、現在は日本全土で8箇所だとか。

関東以西にしかなくて、東北北海道は全滅です。

もう忘れさられようとしてますね。

その辺の事情は次のサイトに掲載されていました。

【残り8ヶ所】絶滅寸前な「デパートの屋上遊園地」を守る人たちに話を聞いた - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」

 

ここまできたら文化財としての保護を行った上で、むしろ高齢者に昔を懐かしんでもらう施設として残してほしいところです。

風雨でマシンが傷むとかで、この手の新しい施設は大型スーパーの屋内ゲームコーナーになってますね。

写真の元画像はこちら→

https://seichoukigyou.com/wp-content/uploads/2015/07/bsd1507030500010-p1.jpg

駄菓子菓子、駄菓子だ!1

f:id:T_YAMADA:20190310212816j:plain

薄いかまぼこにパン粉を付けて揚げたものですね。

カツってタイトルのは定番で、おかずにしちゃう剛の者もいる有名駄菓子ですが、味噌カツ味は新顔ですね。

広島県呉市の(株)すぐるってメーカーのものですね。

コッキーポップの知られざるアーティストシリーズ16  まりおん

コッキーポップの知られざるアーティストシリーズ十六弾。

トリはやはりこれでしょう。

今回のジャケット曲であるまりおんの「SEA(うみ)」です。

1982年のテーマソング。

第23回のヤマハポプコンで優秀曲を受賞しました。

この時のグランプリがあみんの「待つわ」なのですが、まりおんのほうがいいという声が相当あって、もしかしたらこっちがグランプリになったかもしれないといういわくつきの曲です。

ボーカル、作詞、作曲担当の今田恭子さんの声、八神純子に匹敵する澄んだハイトーンが印象的です。

当時高校生でこの曲は元々高校の文化祭用に作られたものだったようです。

だから、かなり変則的ですよね。リードボーカルがピアノ弾き語りで後にコーラス4人ですよ。

あみんと全く甲乙つけがたいのですが、あみんがプロデビューして、メインの岡村孝子さんがビッグネームになったのに対し、こちらまりおんはこの曲1曲だけのまさに幻のシンガー。

プロになる気がなかったんでしょうね。

あみんとまりおんの差はもしかしたらプロを目指したか否かだけだったのかもしれません。ピアノ弾き語りプラス4人コーラスでは2曲目の展開も難しいし。

コーラスの女性たちもキャンディーズ並みの素晴らしいハーモニーです。

4人でエレキギター、ベース、キーボード、ドラムスを担当して弾きながらコーラスすればプロでイケたかもしれません。

曲が素晴らしすぎるだけに惜しいです。 

さて、これでコッキーポップの知られざるアーティストシリーズ、16小節全て埋まりましたので、とりあえずお開きといたします。これまで紹介した16曲は次のとおりです。

 

コッキーポップの知られざるアーティストシリーズ紹介曲

1  明日香 花ぬすびと

2 さそり座 窓ガラスのへのへのもへじ

3 コンセントピックス 顔

4 伊藤敏博 サヨナラ模様

5 下成佐登子

6 門あさ美 ファッシネイション

7 中沢京子 待ちわびて

8 柴田まゆみ 白いページの中に

9 柴田容子 ミスター・ロンサム

10 高木麻早 ひとりぼっちの部屋

11 サンディー グッドバイ・モーニング

12 HATO・POP・PO あの人は受験生

13 磨香 冬の華

14 小野香代子 さよならの言葉

15 キャデラックスリム 孤独のメッセージ

16 まりおん SEA (うみ)

 

この中に中島みゆき円広志もアラジンもない?

中島みゆきは知られざるアーティストどころか大変なビッグネームだし、円広志とアラジンは一発屋で有名になっちゃいましたからね。

割愛いたしました。

この中で私のお気に入りの曲は3曲です。

都会的でおしゃれな門あさ美のファッシネイション、爽やかさが際立つサンディーのグッドバイ・モーニング、ピュアな感じがたまらないまりおんのSEA (うみ)です。

3つとも買っちゃいましたよ。

レコード?

ステレオがないから聴けませんね。

そこでダウンロードサイトで購入しました。

サイトのアドレスと金額をお知らせします。

門あさ美 ファッシネイション

オリコンミュージックストア 257円

https://music.oricon.co.jp/php/music/MusicTop.php?music=5449496&dc=SPA01786555

 

サンディー グッドバイ・モーニング

レコチョク 250円

http://recochoku.jp/song/S20260025/

 

まりおん SEA (うみ)

音楽ダウンロード·音楽配信サイト mora 411円

https://mora.jp/package/43000019/YCAP-20034_F/