これまでお送りしてきたのは全てニッポン放送の番組ばかり。
やまだトシヒデはニッポン放送しか聴かなかったろ!
ツッコミが入りそうですね!
学生時代にLF(ニッポン放送はコールサインがJOLFだったので、ツウはLFって呼ぶんです)のヘビーリスナーだったのは認めますが、他局を全然聴かなかったわけではありません。
じゃぁ、LF以外の局の好きだった番組、いってみましょうか。
GO!GO!キャンディーズ
中学時代の憧れのマドンナはキャンディーズのスーちゃん。
つぶらで黒目がちで大きな瞳と凛々しい眉が印象的でした。
そのキャンディーズがかつて日曜日にやっていた30分のラジオ番組が今回紹介するGO !GO !キャンディーズです。
自作のポエムを可愛らしく朗読するところはバッチリ王道アイドルです。
ところが、それ以外はほぼギャグなんですよ。
三人いるからすぐ三段落ちやるし、蘭さんはショーケンの真似、スー姉さんは天地真理と山本リンダをよく真似していた記憶があります。
自虐ネタも定番。
蘭さんは目がちっちゃい、離れてる、年増。
ミキさんはエグレ、口デカイ。
スー姉さんはドラム缶、出っ尻鳩胸。
それだけにアイドルらしからぬ放送なんて言われちゃうんですね
蘭さんが疲労から口の両端に口角炎ができると、「もうすぐ口が裂けてミキになります!」
そこへミキさんがツッコミを入れる。
「私のは生まれつき!」
一事が万事、こんなノリです。
コーナーはコーンなのがありました。
バックアップちゃちゃちゃ
来週試験です。応援してください!なんて葉書が来ると、「バックアップ!チャチャチャ!バックアップチャチャチャ!ンン〜ン!バックアップするぞ〜!ってやってました。
しばらくすると、「ガバテ〜!」に変わりました。
最後には「ガビシェ〜!ガビ〜ンとシェ〜!で時代は今、ガビシェ〜だ!」
この手の変な単語を作っていたのはミキさんだった気がします。
愛の劇場
三人のラジオドラマです。
ほとんどドリフの大爆笑のコントみたいになっていましたね。
ネタはちり紙家の一族とか大奥とか……。
台本は構成作家が書いていたみたいですが、一部リスナーからの応募シナリオもあったようです。
キャンディーズ情報局
一週間のスケジュール。
ラブポエム
三人の自作の詩以外にリスナーの投稿のもあったと思います。
チェックマン
3人のうち誰か一人がチェックマンになり、聞きにくい変な質問を残りの二人にする。
ブラブラショー
キャンディーズ宛にきたネタ葉書。
キャンディーズの歌の替え歌も結構あったと思います。
ネットに時々出てくる春一番の替え歌のハゲ一番なんか多分ここのネタだったと思います。
正規のカラオケを使って、ちゃんとハモってました。
替え歌なのに手を抜かないところが凄いですね。
宛先音頭
主に吉田照美アナウンサーが首を絞められたロバみたいな声で「郵便番号百六十!」って歌ってました。
キャンディーズや森雪之丞が歌うこともあって、その場合、宛先ロックや宛先ハワイアンなど様々に変化しました。
葉書出したことはあるか?って?
出しませんよ!
構成作家に辿り着く前に予選が3〜4回あるって聞きましたから。
下手すると誰にも読まれないまま捨てられるってことですよ。
スー姉さんに読んでもらえる可能性が限りなく0に近いンじゃぁダメじゃん!ってことです。
それでも我が中学時代の一番の思い出のラジオ番組でした。
(GO! GO! キャンディーズの単行本)