隠密同心心得の条
我が命 我がものと思わず。
武門の儀、あくまで陰にて。
己の技量を伏し、
御下命如何にても果たすべし。
なお、死して屍拾う者無し。
死して屍拾う者無し。
死して屍拾う者無〜し!(最後エコー)
法の目をかいくぐって悪事を働く者を闇に葬るのは同じですが、必殺はお金を貰って人を殺しますが、隠密同心は公儀の隠密。
幕府が運営してます。
(内藤勘解由)
ボスは隠密支配旗本寄合関・内藤勘解由です。
老中松平定信が作った秘密警察で、悪旗本や悪徳商人の不正を嗅ぎつけると貧しい庶民を装って潜入捜査をし、証拠を掴むと悪人たちの本拠地に乗り込んで荒地のススキでも刈るみたいに景気よく斬り捨てます。
潜入捜査のところは、今日斬られる人はこんな悪いヤツですよ〜って紹介でメインは派手な殺陣ですね。
この番組は。
今ならドラマでなくゲームにした方が面白いかもしれません。
潜入捜査部分はロールプレイングゲームで殺陣のところはバトル系で。
放映期間は1970年10月から1984年3月まで。
途中、番組タイトルはそのまんまで主役が二回交代しました。
いずれも時代劇スターばかりです。
①杉良太郎(十文字小弥太)1970〜1974
②里見浩太朗(伝法寺隼人)1974〜1979
脇役の要は瑳川哲朗の演じる井坂十蔵。
普段は寺子屋の先生か虚無僧に化けていて、最初から最後までいました。
ボス役は隠密支配。
中村竹弥演じる内藤勘解由がずっと終わりの方になって、大山克巳演じる大番頭藤堂対馬になりました。
女性隠密はしょっちゅう入れ替わってましたが、流れ星おりん(かたせ梨乃)と稲妻お竜(土田早苗)が目立ってました。
(流れ星おりん)
(稲妻お竜)
まぁ個人的にはこういうゲームっぽい単純なストーリーより大岡越前や必殺仕事人のような深い作品の方が好きでしたね。