レトロ万華鏡

昭和レトロなものいっぱいのブログです。

思い出のアニメ ジャパニメーション編19 マッチョで汗臭いスポ根1 巨人の星

マッチョでバイオレンスなものが嫌いです。

小学一年生から体育は一貫して「1」が定位置。

運動会は呪いのイベント。

行きたくないから、前日の晩部屋で素っ裸で過ごしたのに風邪を引かず、ガッカリして行く。

一年生のときなんか、徒競走で歩きましたよ!

先生に「なんで歩いたんだ?」と問われ、答えました。

「走ると転ぶ。転んだら膝を擦りむいて痛いからやだ。だから歩きました」

後で家庭訪問で先生は母にこぼしたそうです。

「参りましたよ。三段論法で責められました!」

大人になっても握力は左右共30キロしかない。

武道やっている女性よりか弱い。

絵に描いたみたいなスポーツ音痴ですね!

そんなヤツでも巨人のV9戦士の名前は言えないと遊んでもらえない。

スポ根マンガ、ドラマは観てないと相手にされない。

体育会系万歳!って時代でした。

そんな中で、スポーツ音痴のヲタクでも観なくちゃダメな作品。

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巨人の星

その一つが巨人の星でした。

放送期間は1968年3月30日から1971年9月18日まで。

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星一徹

まぁ、とにかく親父の一徹が怖すぎ!

マンツーでめちゃくちゃなしごきに無茶振り連発。

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(有名なちゃぶ台返し。殴られた飛雄馬の首の方向が何か変)

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(無茶苦茶なしごきの一つ。大リーガー養成ギブス)

それで息子の星飛雄馬を巨人にねじ込んで、しばらくしたら自分は中日の監督に。

メジャーから来たオズマって黒人スラッガーを使って、飛雄馬潰しを始めました。

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(オズマ)

星飛雄馬はほぼ親父とマンツーでしたから、チームプレーには慣れてませんでした。

その飛雄馬の巨人におけるチームメイトはV9戦士。

ONいるし、高田ファールの高田もいます。

読売ジャイアンツ全面協力ならではですね!

スポ根マンガお約束どおり魔球もありました。

大リーグボール1〜3号。

1号はわざとバッターのバットに当てて凡打にさせる「打たせて取る」感じ。

なんか地味ですね。

2号が有名な消える魔球です。

本当は縫い目に土をまぶして、投げると回転で縫い目の土が煙幕になるってわざです。

それってボークじゃなかったっけ?

……スポーツ音痴の私でさえ首をかしげました。

でもエポック社の野球盤にはしっかり採用。

消える魔球ボタンを押すと、ホームベースの手前に穴が開いて、球がコロンと落ちる仕掛け。

バットを振ったら、空振りストライクで、見逃すとボールってルールだったと思います。

3号はめちゃくちゃ変な曲がり方をしてバットをすり抜けるボール。

あまりにも不自然な球だけに肩や肘にもの凄い負担がかかる。

星飛雄馬のライバルで阪神タイガーススラッガーである花形満は実家の花形モータースに頼んで大リーグボール3号とそっくり同じ球を投げるピッチングマシンを作るんです。

ところがすぐにぶっ壊れる。

そこが伏線になっていて、最終回の最後のボールを投げたところで腕の筋肉がブチっと切れて倒れるんですよ。

そこで星一徹が「わしはお前に何一つ父親らしいことをしてやらなかった」って言って、飛雄馬を負ぶってマウンドを降りたんです。

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(腕の筋肉がブチッと切れた)

雄馬役は私の高校の大先輩。古谷徹さんです。

古谷さんはアムロやるまでずっと飛雄馬って呼ばれてましたね。

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(私の高校の大先輩古谷徹さん)

主題歌は軍歌調ですが、歌詞を変な風に覚えている人が多いですね。

「思い込んだら、試練の道を」を「重いコンダラ!試練の道を」にしちゃってます。

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(重いコンダラ

しかも、主題歌のその部分が流れるときは飛雄馬が筋トレのために整地ローラーを引っ張りながら走るシーンが流れます。

そのせいで整地ローラーを「コンダラ」と言う人が増えました。