グム、グムムムムムムムムム!
バーバパパみたいな色んな格好になれるヒューヒューとポーポー、飼いたくありませんでした?
大っきい方がヒューヒュー。
ちっこい方がポーポー。
(ヒューヒューとポーポー)
コレが出てくるヤツが怪獣王ターガンでした。
怪獣ばっかりの小さくて変な星。
そこにいる人間はターガン王とお后のマーミと王子様のケーンの三人だけ。
(ターガンは三人家族)
この三人一家族で星全体を守ってます。
星の王子さまみたいな世界ですね。
でも支配下に怪獣が。
巨大ゴリラのリキラー。
崖から突き落とされてもびくともしない怪力の持ち主。
タングロー。
脚が十本。
角からビームや焼けた石みたいなものを飛ばすサイのようなヤツ。
マリュー。
翼竜みたいなヤツ。
目と尻尾からビームを出す。
ターガンがよく乗りますが、定員2名です。
ヒューヒューとポーポー。
コレがバーバパパみたいなヤツです。
どちらもビーム攻撃に強く、何にでも変形します。
パラシュートになったり、トランポリンになったり。
こんな怪獣と人間一家族だけの星に毎回変な宇宙が星を乗っ取ろうと攻めてくるのです。
大した資源もなさそうなのにねぇ。
マーミとケーンが悪い宇宙人に捕まって連れて行かれそうになるとターガンが助けに来て、手下の怪獣と一緒に悪い宇宙人をやっつけるわけです。
アメリカでの放映は1967年から1969年までCBSで。
日本では1969年4月7日から8月11日までテレ朝(当時はNET)で放映されました。
一話10分ちょっとなので、毎回二話ずつ、36話、18回の放送でした。
(ターガン。如何にもアメリカンコミック風の絵柄)
やっている声優さんはターガン役は浦野光さん。
ウルトラマン、ウルトラセブンのナレーションとポパイの声をやっていた人ですよ。
なんかウルトラマンのナレーションの声でセリフを喋っているみたい!
(浦野光さん。昔はCMもやってました)
マーミは瀬能礼子さん。スプーンおばさんの声をやっていた人です。
ケーンは沢井正延。
この方は引退しているのか、プロフィール不明です。
リキラー、タングロー、マリューはたてかべ和也さんが一人でやっています。
アメリカオリジナルでもマイク・ロードって方が一人で演じられておられるので、そこは日本版も踏襲してますね。
今なら、動物の声をコンピューターで合成するところでしょう。
怪獣の鳴き声を一人で演じるたてかべさんの職人芸が光りますね。
ヒューヒューは緑川稔さん、ポーポーは加藤修さん。
お二方とも脇役専門の方ですね。
加藤修さんは美味しんぼの富井副部長の方です。
子供の頃は何も考えずにみてましたが、大人になってよく考えると変な設定でしたね。
あんなちっこい星をなんで怪しい宇宙人たちは欲しがるのか?
地下資源がよほど豊富なのか?
ケーンはどこで勉強してるんだ?
ターガンも。
アーミッシュみたいな原始生活をしている割には悪い宇宙人の宇宙船のコクピットに入り込んで操縦してますぞ!
何で家族三人でこんな不便な星で暮らしているんだ?
ターザンごっこでもしたいのか?
アニメでやるよりロールプレイングゲームにした方が面白いかもしれませんね。