(広川太一郎)
今回は伝説の天才声優広川太一郎のラジオを取り上げたりなんかしちゃったりしてッ!
このコノォ!
これまで面白いと思った思い出のラジオ番組を取り上げてきました。
質問したいでしょ?
つまんないラジオパーソナリティの日はどうしてんの?って。
ラジオのスイッチを切って、寝ます!
まぁ、それが普通の反応ですね。
それで目が冴えちゃったら、どうします?
学生ですから、明日提出の宿題がまだ終わってないかもしれない。
私の場合はダイヤルを回して他局を一応聴いてみる!でした。
個人的意見ですが、オールナイトニッポンだと火曜日って割と好きなパーソナリティがいませんでした。
名前を出すとファンの方に悪いんで挙げませんけど。
で、ダイヤル回して、見つけちゃいました!
「男たちの夜…かな!?」
パーソナリティは古代守やキャプテンフューチャー、ロジャームーアの007など渋くてカッコイイ声とミスターBOOマイケルホイのひょうきんトークで有名な広川太一郎(1939〜2008)。
やっていたのはラジオ関東。
今のラジオ日本ですよ。
巨人の野球中継と競馬しかないような放送局じゃなくてね。
昔は。
☆広川太一郎の二枚目キャラ
(ロジャームーアの007。広川さんは射撃の演技とダンスが下手って言ってましたけど)
☆広川太一郎の三枚目キャラ
(チキチキマシン猛レースのキザトト。上品さを出そうとしたら、オネエ言葉になっちゃいました)
(ミスターBOOのマイケルホイ。元の演技はモタモタしていて古臭いから、オリジナルより面白くしようと頑張った! 当のマイケルホイは後日広川太一郎の吹き替えを聴いて、笑いのツボをよくおさえていると褒めたとか)
ただしネット局のない関東ローカル局でした。
リスナーからの投稿は葉書と電話の両方でやってましたね。
「伝言」と称して。
電話は番組中しょっちゅう募集のアナウンスしててね。
曲はほとんどかからなくて、代わりにマーチとか言って自分たちで歌ってましたね。
終わりの部分が
「Monday Night!Monday Night!
君と僕らの安らぎさ」でした。
アシスタントもいました。
確か立花理香。
ショートショートコーナーと題して400字詰め原稿用紙一枚のミニストーリーを募って、番組で読み上げるコーナーもありました。
「伝言」には相談系のものが多かった気がします。
明日試験です。励ましてくださいなんて葉書が来ると、よくエコー付きで「熱血!」とか言ってましたね。
でも、あるときやめました。
「これは気休めだ。ホントに君たちの為になるとは思えない」って言ってね。
自殺したいって葉書がくれば、番組の時間をかなり割いて止めてました。
放送時間外にもリスナーの悩みをよく聞いていたそうだし。
スポンサーが降りちゃって、打ち切りになりそうになると自分が番組制作費を出して、続けちゃいました。
番組は1981年9月30日、社長の若者向けの放送は全廃という方針で最後は強制終了と相成りました。
最終回、広川さんは自分の住所電話番号を読み上げて、悩み事があったら、話聞くよ!って閉めました。
若者に寄り添う生き方が、多分人生の哲学になっていたんでしょうね。
番組のスローガンはほぼ「熱血」でしたが、
一番「熱血」だったのは広川さん、貴方でした。