京都鉄道博物館に隣接して梅小路公園がありますが、ここには市電ひろばという京都市電の展示コーナーがあります。
500形
こちらは1924年田中車両(現・近畿車輛)製の500形505号です。
全長13.5mの京都市電初のボギー車です。
カフェとしてドリンク類を販売していました。
側面からみるとこんな感じ。
1600形
こちらは1600形1605号です。
1937年日本車両製の600形612号を1966年にワンマン改造したものです。
全長10.7mで車体はやや短め。
ヘッドライトが2灯式に改造されたところとワンマンカーを示す赤帯が加わったところがツーマン車と異なる点です。
800形
こちらは800形890号。
1955年ナニワ工機(現・アルナ工機)製のツーマン車でワンマン改造はされていません。
全長12mの割と大柄な車両で、戦後生まれらしく、車内灯に蛍光灯が採用されました。
ここでは無料休憩所にされています。
反対側から見るとこんな感じです。
700形
1958年ナニワ工機製700形703号です。
全長12.3mで出入口が4枚折戸となっていて、ワンマン改造はされていません。
以前は地下鉄北大路工場の保存館に保存され、時々一般公開していました。
ここでは売店に改造されて使われてます。
傘がちょっと邪魔ですね。
2000形
市電ひろばからちょっと離れた公園西側の七条入口広場で案内所として2000形2005号が野ざらしで置かれています。
市電ひろば同様屋根がほしいところですね。
1965年ナニワ工機製のワンマン車で全長は11.3m。
1600形より若干長めですが、それほど大きい感じではありません。
京都市電は線路の幅が近鉄と同様の1435mmですが、伊予鉄道に譲渡されたものは1067mm、JR在来線と同じ幅に車輪を詰めて使っています。
静態保存されているのはこの他公園の東側に900形935号、展示館の中の明示の古い電車29号があります。
今回訪問時は動いていませんでしたが、明治村の京都市電と同じ型の古い明治の電車が土日祝日限定で運転されています。
こちらはN電といって線路の幅が1067mmの北野線で運行されていました。
架線はなく、バッテリーで動いています。
料金は片道150円ですが、何度も乗れる300円の一日乗車券も販売しています。