実は犬が嫌いなんです。
犬は飼い主以外には猛獣ですから。
そう思ったきっかけ?
(オバケのQ太郎)
第一シリーズが1965年8月29日から1967年6月28日まで放映されました。
セル画、白とグレーと黒で描いていたんですね。
似而非カラーシステムでカラー化しようとしたら、画面がうっすらと茶っぽくなるだけで色がつきませんから。
(当時のオバケのQ太郎の画像を似而非カラーで着色してみましたが、このとおり、白黒)
Q太郎は馬鹿だけど妹や正ちゃんに優しいし、面白くて、いいヤツなんです。
なのにワンコときたら、オバケのQ太郎、略してオバQを見つけちゃ、噛み付いてイジメますからね。
(犬にいじめられるQ太郎)
(呆れたことにおもちゃまでありました)
幼稚園入園前の私は犬=飼い主以外には凶暴でヤバイヤツでしかありませんでした。
実際、犬は自分を見て怯える弱いヤツを見ると居丈高になって、吠えたり、噛みつこうとしたりしますから。
公園で遊んでいて、白くてデカい秋田犬に襲われそうになったこともありました。
噛まれないように必死にアパートまで走って逃げました。
ウチに着くと押し入れに飛び込んで、襖をピシャリ!
後で母に言われました。
「白いシバ犬の仔が遊んでもらおうと追っかけてきたわよ!尻尾を千切れそうに振っていてね。それなのにアンタったら、押し入れに逃げ込んじゃって!可哀想だから、ミルクあげて帰したわよ!」
アレ!?
話をオバQに戻しましょう。
Q太郎はバカボンのパパから理屈っぽさを抜いた底抜けのおバカキャラで大喰らい。
ボケ役。
やっていた声優さんはミクロイドSのマメゾウをやっていた曽我町子さん。
インパクトあるおバカっぷりでした。
ツッコミ役はQ太郎を卵から孵した上、居候させている正ちゃんこと大原正太とドラえもんの妹のドラミちゃんを彷彿させるしっかり者のP子ちゃん。
(大原正太)
(P子ちゃん)
アレ?
バケラッタのO次郎は?
(O次郎)
O次郎は第二シリーズの「新オバケのQ太郎」からですね。
少年ジェットのウーヤーターみたいに口から衝撃波を発射してそこいらのものを全て吹っ飛ばす「ボン」が必殺技。
やる前に必ず顔を真っ赤にして、「んんんんんん……」と言い出す。
Q太郎はO次郎がボンをやりそうになると慌てて引き止める。
(ライバルのドロンパ)
Q太郎のライバルはアメリカオバケのドロンパで神成さんって頑固爺さんに飼われています。
正ちゃんには頭の良いガリ勉のお兄さん・大原伸一がいます。
なお、大原伸一は鈴木伸一、大原正太は石ノ森章太郎から取っています。
常盤荘の漫画家仲間の名前をしっかり使ってますね。
(ガキ大将のゴジラ)
ドラえもんのジャイアンに似たガキ大将でゴジラってヤツがいますが、キャラデザインは石ノ森章太郎!
オバケのQ太郎は常盤荘の漫画家仲間がアシスタントになって、手伝ってましたからね。
オバケのQ太郎は第三シリーズまで作られました。
第二シリーズは1971年9月1日から1972年12月27日まで一年三ヶ月。
第三シリーズは1985年4月1日から1987年3月29日と二年ばかりやってました。
第二シリーズはQ太郎役が堀絢子、第三シリーズは天地総子に変わりました。
天地総子版は10秒でチャンネルを変えました。
あの甲高い声はP子ですよ!
違和感が半端なくて。
ストーリーを覚えているの、ほぼ堀絢子版で、一部曽我町子版が混じっていると思います。
覚えているストーリーはこんなのでした。
1.ラーメン大好き小池さんがラーメン嫌いの女性と結婚。
家でラーメンが食えず、ストレスを抱え込む。Q太郎と正ちゃんで夜中に小池さんにラーメンを食わせるミッションを決行。
2.正ちゃんが学校まで歩いて通うのが嫌になったので、Q太郎と学校まで地下鉄を掘るが、水道管か川底に穴を開けて流される。
3.いくらでも御飯が食べられるとQ太郎が相撲部屋に入門。四股名は三毛山。稽古をせずに部屋の食べ物を全て完食したため、つまみ出される。
4.Q太郎が背中に飛行機のハリボテを背負って、身体を透明にし、正ちゃんと遊覧航空会社「日本航Q」を始める。
正ちゃんの友だちがいっぱい乗りに集まってきたが、途中で疲れてQ太郎は姿を現し、Q太郎が飛行機に化けていたと怒られる。
私が小さい頃、オバQは大流行して、小学館はグッズが当たって、版権ビジネスで儲かって1967年にオバQビルってあだ名の社屋新築。
バスのデザインまでオバQ風のが現れ、「オバQバス」と呼ばれました。